鍋レモン

フードの鍋レモンのレビュー・感想・評価

フード(1993年製作の映画)
4.0
⚪概要
ショートフィルム。

⚪感想
Breakfast・Lunch・Dinnerの3部に分かれたショートフィルム作品。

世界観と設定が最高に好き。

映像がコマ撮りで不思議。コマ撮りって粘土のキャラクターとかに使うイメージがあったから人間でそれをするとちょっとロボットっぽく感じる。

セリフはなく食器のカチャカチャ音や料理の音が聞こえる。

フランスみたいな感じがしたけどチェコの映画だった。ファンタジーと独特な作品全部フランスに感じるけどね。

気持ち悪そうに見えて意外と不快感はなかった。

アイデアのセンス高め。



⚪以下ネタバレ



朝食。
おじさん達が交代制で朝食を作り出す。首にかけているものが説明書になっていて、舌にお金を乗せたり、目がボタンになっていたり、お腹から朝食が登場したり、殴るとナイフとフォークがでてきたり、蹴ると髪がでてきたり。
なぜ数を数えているのか分からないけど黒のクレヨンを1本加えてくのが良かった。
コーヒーにソーセージにパンにソース。なんかパンをみんな残してなかった?

昼食。
全く止まってくれないウエイター。なのでスーツの紳士と少し汚い男性は身の回りのものを食べていく。
後者が前者を真似するが...。
ナイフの切れ味が良くて観ていてスッキリする。
2人が大口を開けるときに粘土みたいな顔になるのがちょっとツボ。当時の良さが出ている。
最後は少し汚い男性がスーツの紳士に食べられちゃいそうになっているところで終わり。

夕食。
薬の調合かのように様々なソースと具材を組み合わせる男性。いざ食べようとするが片手が義手で釘を打ちフォークを止める。そして食べようとしたのは手だった。
そこから足や胸やアソコ。最後手で隠しているのが面白かった。

⚪鑑賞
配信サービスで鑑賞。
鍋レモン

鍋レモン