このレビューはネタバレを含みます
犬を助けてほしいと犯人に声をかけられて17歳から7年監禁された女性ジョイと、その中で産まれ5歳になった息子ジャックの2人のストーリー。
最初から最後までジャックの純粋さにじーんとくる場面が多かったです( ･-･̥ )
あの狭い世界の中で7年もいたら絶望してしまいそうなのに、ジョイが僅かな希望を持ち続けていたこと、息子のジャックを大切に愛していること。自分自身も危ない中で必死にジャックを先に外へ送り出したこともすごく怖かったと思うし、ジャックも一生懸命頑張っててすごくハラハラでした💦
やっと解放されたのに幸せな生活が待ってるわけじゃなく、被害者のその後の生活が描かれていて考えさせられました。
事件の影響もあって、再会した家族なのに距離感を感じてしまったり、外の世界に上手く馴染めず苦しんでるジョイの気持ちや、初めての世界に戸惑って心細そうな声でうつむいて話すジャックを見てると悲しい気持ちになるし、心のケアも本当にすごく大切だと思う。
ジャックにとってはママがこの世界でいちばん大好きで何より大切な人。
ママと2人で過ごしてたあの″へや″に時々帰りたいって言葉に、子どもにとってはいつもママが側にいるところはどんな場所だって幸せに思っていること、
それが例え2人でずっと監禁された狭い世界の中だとしても、ということも胸に重くきました。
だけどラストに2人で過ごしたあの″へや″と思い出にちゃんとバイバイして、歩き出して終えたのほんとによかった☺︎
あとジャックが話してた『時々怖いけど、でも大丈夫だよ、だってママと2人だから。』って言葉は、きっとママのジョイにとってもそうなんだと思う✨
後半ゆっくりだけどジャックの小さな世界がほんの少しずつ広がっていて成長を感じたのもじーんときたし、
とりあえずなんでも試そうってジョイとジャックが2人で出かけてハンバーガーにこにこ食べてるの見るだけで嬉しくなる☺︎
あとバァバとレオが2人に寄り添ってくれるような優しさでいつも暖かったのも良かったし、わんちゃんのシェイマスと一緒にみんなで楽しい思い出たくさん作っていってほしいな♪
