過去に誘拐され、監禁されたまま子供産んだ母親と、監禁された部屋以外の世界を知らない子供の話
監禁からの解放後をメインに描いた作品は珍しいんじゃないのかな?
個人的には観たことがない切り口で来られたので、新鮮でとても楽しめました。
子供故の無邪気さや、思考の読み取れなさがリアルに表現されていて、いつ最悪な事態になってしまってもおかしく無い不安定さが醍醐味な作品です。
大人が思っている以上に子供は冷静で、強いものだとも感じ、本作を締め括る言葉に込められた何重もの意味を咀嚼していくのも本作の魅力でした。