ルームのzuuuuyanのネタバレレビュー・内容・結末

ショートタームのブリーラーソンは好きちゃうかったけど、こっちはまだいけた。それよりも子役の演技がすごい。初めて外の世界を見た時のシーンとか、少しずつ周囲の人に慣れていく様子とか、髪の毛を切って渡すとことか、最後に部屋に別れを告げる場面とか、いろいろウルウルきた。

監禁で人生を変えられてしまったのは親子だけじゃなく、2人に近しい家族も同じで、1番支えてほしい人とぶつかってしまったり、母親も自暴自棄になってしまったりと監禁から解放されても全て上手くいくわけじゃないところがすごくいいなと思った。それでも親子でもがいて苦しみながら、最後のシーンには母親も子供も過去のいろんなやな事も思い出も詰まった部屋に別れを告げられたという100%ハッピー全開ではなく寂しさもありつつも前を向いている感じがとてもよい。

生きていくのって大変やなあ、それでも前を向いて歩いていきたいですなあという映画。