Yukiko

ルームのYukikoのレビュー・感想・評価

ルーム(2015年製作の映画)
4.0
2016年11月2日 アマゾンプライム
『ルーム』
監督、レニー・アブラハムソン。

監禁されて、犯人との間に男の子が生まれ、その子が5才。
ずっと「へや」の中で生活をしていたが、脱出を決意。

子どもが死んだことにして、カーペットに包み、男が
その子を「へや」から外に運ぶ。
隙をみて子どもが逃げ出す場面は、観ているこちらも
ハラハラドキドキ。
見つかって腕を捕まれたが、通行人に「助けて」と叫ぶ。
その一言が、外の世界への鍵だったのねぇ。

母も救出されて両親に出会い、祖母の自宅へ住むようになった。

子どもは少しずつ新しい世界に慣れ出すが、
母は失った7年間を後悔。

ラスト、ポジティブな考え方に変わり、家族で笑顔で団欒となって、観ているこちらもホッとする。

5歳の誕生日過ぎまで暮らした「へや」に行き、
お別れの挨拶をして、子どもが気持ちにけじめをつけているシーン……
なんといっても、この映画、この子役の賢く、かわいく健気な、
その演技に魅せられます。
Yukiko

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