おおなり

O侯爵夫人のおおなりのレビュー・感想・評価

O侯爵夫人(1975年製作の映画)
3.5
同じ時期に、同じ撮影監督ネストル・アルメンドロスによって撮られた、「時代もの」という同じジャンルにトリュフォーの『アデルの恋の物語』があるけれど、「暗く落ち着いた色調で描かれる『アデルの恋の物語』に対し、『O公爵夫人』は光り輝く映画だ」というのはネストル・アルメンドロスの言葉。
「自然さ」にこだわるロメールらしく、数多くのロウソクや窓から入る日光によって、白を基調とした衣服が上品に照らされる。

ただ、時代ものの映画はロメールである必要は無い。