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O侯爵夫人のhoshikazukanjoのレビュー・感想・評価

O侯爵夫人(1975年製作の映画)
3.9
ようやく見れたロメールのコスチュームプレイ👼⚔
ところどころ笑えるんだけど、これは笑っていいシーンなのだろうか?(DVDリーフレットによると、この映画で笑えるところがあればそれはクライストが意図的に目論んでいるところであることを望む…とロメールが述べてます🧚‍♀️)

昼は自然光、夜はロウソクの明かりだけで撮影。美術、衣装、構図どこをとっても全シーンが絵画級の美しさ。
白眉なのは侯爵夫人が眠り薬を飲んで眠りについてるシーン。
あそこはドイツ・ロマン派画家フュスリの『夢魔』の画面構成をほとんどそのまま転用しているとのことだけど、なんなら侯爵夫人の方がかなり扇情的だと思うし、女性を魅力的に撮るプロことロメールの本気を見た気がする。
汗ばんだ身体にぴったり貼りついたサテンの服と細かいドレープに釘付けになってしまう…。
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