レオン

ボブという名の猫 幸せのハイタッチのレオンのレビュー・感想・評価

3.9
最近では最も "ほっこり" した作品。(平均★3.8 wowow録画)薬物中毒更生中でホームレスのストリートミュージシャンが、猫と出会ってから人生が好転する物語で実話に元ずく。 

驚いたのは劇中の猫が当事者(というより当時猫か♪)である事。 ほとんどのシーンでボブ本猫が演じている。 主演は当然役者さんなので、実際の飼い主以外にビックリする位なついている事になる。 恐らく主演役が撮影までに何日も一緒に過ごして、ボブの信頼を得ての共演と思うが、誰もがこの猫を撫でてあげたくなる様な描写がたまらない♪
(尚、ボブは2020年に14歳で生涯を終えている)

また、この飼い主役の主演ルーク・トレッダウェイがいい味を出していて、気弱で頼りなさそうだが、苦しい時でも良心を持ち続ける"いい人"を好演している。 
私はROCKファンだが、この主演がファルセット気味にひょうひょうと歌うアコースティック曲もこの作品にいい味を加味している。
(エンディングで飼い主本人の映像も出るが、この役者の方が本人像に近い♪)

職を得にくい人が簡単に始められる支援職がある事や、路上での様々な細かいエピソードが、全ていきいきした描写で飽きさせない。 ホームレス支援の重要性、親子の葛藤や猫アングルもたまにあり、93分の作品がさらに短く感じて、平均★に少し加点の評価に。

動物好きの方やほっこりしたい方には是非オススメ♪ 続編もあるので、視聴予定に。
(尚、この物語は本になり、シリーズ通算でなんと1000万部も売れてるらしい!)
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