てっぺい

ボブという名の猫 幸せのハイタッチのてっぺいのレビュー・感想・評価

4.5
肩に乗るどころかハイタッチまでしてしまう猫・ボブのかわいいシーン満載ながら、薬物依存問題をリアルに描く、実は骨太のドキュメンタリー映画。
ボブは本人(本猫?笑)らしい。'17年ナショナル・フィルム・アワーズUKで最優秀英国作品賞受賞作品。「英国王のスピーチ」の製作陣が、実話を元に手がけた映画。
ボブの目線の映像が多用されていたり、猫らしいかわいいシーンが全編通してふんだんにあって、微笑ましい。特にハイタッチをするボブはめちゃかわ笑
意外にメッセージ性も強く、ホームレス仲間の薬物死や、薬物治療の過酷さをリアルに描いてあって、映画としての骨太さがある。
薬物依存のホームレスというドン底の状態から、出会った猫をキッカケに人生の成功へと繋がっていくストレートなサクセスストーリーだけど、これが事実に基づいたものって事で重みがぐっと増していると思う。
個人的には、イギリスの街並みや風景、喋り方、ビッグイシューなどのイギリス感がとても懐かしく、より楽しめたかも。
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