LEE

激突!合気道のLEEのレビュー・感想・評価

激突!合気道(1975年製作の映画)
4.1
合気道の開祖である植芝盛平を描いた一本
武術映画として面白い作品だった


実在の人物を主人公に、武道の起源を紐解く作品なので僕の好きなカンフー映画の構造に似たものがあって見やすかった
それに加えて戦前という時代背景もあり、軍や銃も出てくることでよりバラエティに富んだアクションに仕上がっていたように感じた
主人公を演じたのは千葉真一の弟である千葉治郎
ぶっちゃけライバルである千葉真一が登場するとどうしてもそっちに場の空気を持ってかれてしまってはいたものの、千葉真一にはない純朴そうな感じなど含めて本作の主人公としてはピッタリだった
因みに志穂美悦子も出てるけど、後半20分ぐらいで急に出てくるだけなので、アクションシーンはあるものの出番はそこまでないのでご注意を


アクションシーンは合気道なので見栄え的にどうなるんだろうと思ったけど、心配御無用!
合気道の柔よく剛を制す感じもありながらも、パワフルなアクションが展開されていた
基本ずーっとステゴロで戦ってはいるんだけど、さっきも書いたようにバラエティに富んだアクションになっているので全く飽きさせない
個人的には今まで見たJAC映画の中でもアクションはかなり好きな方でした


しっかり面白い一本
今は配信オンリーだけど、ソフト出して欲しいなぁ
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