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美女のはらわたの消費者のレビュー・感想・評価

美女のはらわた(1986年製作の映画)
3.8
・ジャンル
ポルノ/クライム/スラッシャー/ゾンビ

・あらすじ
ヤクザ組織、一山会の面々によって倉庫へと拉致された少女、伊藤良美
彼女が組の男達に襲われたのは彼女の姉、ケイコが多額の送金をさせられた挙句、行方不明となってしまうきっかけとなった組の男、東のしっぽを掴んだ為だった
そして良美は組のNo.2、吉岡に姉はマニラを経由してアフリカへと売った事を明かされると共に手下達に強姦
更にエンジェルレインと呼ばれる強力な覚醒剤を打たれてしまう
行為を終えた良美はどうにか倉庫を抜け出し病院へと駆け込むのだがレイプ被害や姉を救えなかった事への悔しさとは裏腹に薬への中毒症状に呑まれ錯乱の末に投身自殺を遂げる
それを受けて彼女の逃げ込んだ病院の精神科医、ヒロミは仇を討つべく東に接触
催眠を掛け一山会の者達を殺させようとするのだが東は返り討ちに遭ってしまう
その末にヒロミは死の間際、組織を皆殺しにしたという東の電話を信じてしまった事で自分自身もまた一山会の毒牙に掛けられ、良美以上に凄惨な形で犯され一時は死んでしまう
しかし彼女もまたエンジェルレインを注射されていた事で体に変異が起こり奇妙な形で蘇り…

・感想
「処女のはらわた」に続いて製作されたスラッシャー路線の日活ロマンポルノ作品の2作目

前作が濡れ場とゲスい場面に時間を割き過ぎていてゴア描写の量に物足りなさを感じたのに対し、今作は濡れ場と同じくらいゴアやゾンビの描写に力が入っていて結構面白かった

特にエンジェルレインの注射、そして東の遺体との合体によって両性具有ゾンビと生身の状態を行き来するヒロミはモンスターとしての魅力がかなり強い
印象的だったのは相手の性別に合わせた性器のトランスフォームやチンポのモンスター化
チンポのビジュアルは「キラーコンドーム」(未視聴)を思わせるそれで、チンポその物でないが為にモザイクがかからず色情狂で組長の女にして吉岡の情婦である女性がフェラをする場面ががっつり映されていたのもアイディアの勝利という感じ
ゾンビ状態のヒロミの手で殺害された組の下っ端の顔面破壊や情婦の腹を挿入と共に突き破る、薬の入手を目的とした組員の石橋とのセックスの際に首を絞めて殺害後も騎乗位を続ける屍姦描写などゴアと不快描写もどれもちゃんと過激だった

「〜のはらわた」というタイトルを冠したポルノ作品としては「天使のはらわた」シリーズもあるのでそちらもその内観たい
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