こうやって他人を笑いものにして馬鹿にする感性嫌い。『偉大なるマルグリット』の時はこうやって馬鹿にすることはなかった。
メリル・ストリープの実在人物モノマネ芸にも胸焼けがしてきたのです。これ演技と呼んで持て囃してはいけないのではないか。これは演技が上手い、とは別ジャンルな気がする。この前『ゴッドファーザー』観たからあの頃に戻って…！と思ってしまう。メリル・ストリープのモノマネ芸、アナ・ウィンターなんかもそうだったけど対象人物へのリスペクトに欠けているきらいがある。それは大衆がそういう見せ方を求めているからなんだろうけどそこまで媚びなくていい。大衆の方を向かずにモデルに真摯でいてほしい。
私はあれをやられたアナ・ウィンターのことを想うたびに悲しくなる。この映画も同じ感情になる。
