歌の上手い下手だけで観たら
コメディね笑える〜^_^か
なんだこのクソ映画。ってことになるし
映画の出来だけを観ちゃうと
メリル・ストリープは、やっぱすごいね!って、怪演っぷりの評価で終わっちゃう。
(確かに、わざわざ外して歌えるトコは凄いんだわぁ)
つまり、どっちか
…優劣や評価のどっちか?で観る世界じゃ なーんにも楽しめない
そこを外して観るなら
ものすんごく自由な世界がw 待っている♪
雇われた伴奏者コズメが
初めての“レッスン”で見せる
驚きと戸惑いの表情
帰りのエレベーターの中
堪えきれずに、すっかり怪しまれながらw漏らす笑い
本番リサイタルの客席で
引きつけたように笑い出し
歩くことも出来ずに、転げながら“退場”する
上客スタークの新妻アグネス
…ま、真っ当な反応よねw
但し、この映画の本番は この後から
カーネギーで歌いたい
いいえ、歌う!
・・・という強い意志(というか、彼女にすれば当たり前レベルの予定)を前にしても
夫シンクレアの、妻への愛は変わらない
つか、この人
奥さんをジャッジしない
だから批判もない
彼の、やることなすことすべて
「バニー(フローレンスの愛称)、愛してるよ」
なのよ。
フローレンスの「愛してるよ」は
我がために 我が道を行くこと。
そして、夫の愛を限定しないこと。
まるで、女性性と男性性の
見事なペアを見ているようですよ、ええ。
フローレンスが何故そこまで?という情熱は、ぜひ観てね^_^
客席は笑いと野次に包まれるカーネギーホールで
一度は笑って“退場”したアグネスが場内を一喝するシーンが好き♪
「声援も送れないの?恥を知りなさい!」
・・・彼女も、ジャッジがない。
笑うという反応はしてもね。