森崎

海すずめの森崎のレビュー・感想・評価

海すずめ(2016年製作の映画)
2.5
「…繋がる輪、みたいなのがあるんやないですかねえ。」

愛媛県は宇和島のとある図書館にある自転車課。自転車で本を届ける職員からさまざまなドラマが繋がっていく。都会で夢を見て挫折した主人公の適当でゆるゆるとしたところと目立ちにくい芯のあるところはそこらに居そうな感じでなんか憎めなかったしちらと出る佐藤永典が綺麗な顔を隠して寝癖のついたヘタレを演じてたのも興味津々。
しかしどうも話が長い。もっと端折れたんじゃなかろうかと思うくらいにはなんか長い。

自転車で宇和島を駆け抜けるオープニングはひじょーにジブリや細田作品のようなアニメっぽさがあるのはなんでだろう。画になる風景が多くて嘘みたいに海や空の青が濃く鮮やかで屋根の赤や木々の緑とのコントラストが美しかった。行ってみたいな、四国に行くなら自転車旅もいいかもしれない。

ところで小林豊が演じる岡崎さんよ…仮にもロードレーサーだったんだからパンク修理くらい自分ですぐにしようぜ?ボイメンの自転車好き勇翔は確かできるぜ?おしゃれ自転車屋さんとかは初心者向けにパンク修理講座とかしてるぜ?まあ私は出来ないけれど!ははは!…すいません。
森崎

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