Hagieen

海すずめのHagieenのレビュー・感想・評価

海すずめ(2016年製作の映画)
3.5
二作目のスランプに悩む新人小説家の赤松雀(武田梨奈)が東京から愛媛県宇和島に帰郷し、自転車で本を配達する図書館の自転車課に勤務。周囲の期待と、創作への自信喪失のはざまで悩みを抱えたまま日常を過ごす。好きな本から離れられず、自分的には中途半端な状況も理解しつつ、周囲の人とのコミュニケーションの中である事件をきっかけに再生していく物語。

本作は武田梨奈が得意とするアクションを封印しているが、それ故に体当たりで挑んでいるように思う。
宇和島伊達400年祭を記念して製作されたとのことだが、こういった地方タイアップの映画はどんどん増えて欲しい。自分は東京育ちなので、地元の伝統感が希薄でそういったバックボーンを持つ人を正直うらやましく思う。
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