アルティメットデシジョン
ワテ40代おっさん。青春時代だった80年代、90年代アクションの映画のノリや絵が大好きでね。
ノリはご都合展開や支離滅裂なのも勿論OK!まぁクソ過ぎるのはアカンけどね。
絵、CGなんかプレステ1以下のガビり倒し、酷いと解像度割れなんてレヴェルじゃない酷さ…
だが…この時代のモノはなんか許せてしまう!
ネットも無いスマホも無い。今とは違う世の中で友達らと集まって、あーだこーだ言いながらワイワイ映画観ていた時代のニオイがするこの映画。公開は2001年なのでまだ90年代のニオイがしてました!
流石ッ!ワキニクこと人気ユーザー「りょーこ」さん。素晴らしいチョイスありがとうございます。ワテの分のステーキを焼きもせず生のまま全部食ったのは絶対許せないですけど!許せないッ!
沖縄の米軍特殊部隊の隊員が色々と裏切ってテロリストに!
立て篭もった場所はシベリアの工場跡地で、なんちゃらガスが大気に充満していて銃器が使えない!
テロリストと同僚だった筋肉イケメン主人公と、妹を殺された沖縄の武道家の娘、他に集めた「殺しのプロ」達が組織壊滅の為、シベリアに向かう…!!
いやぁー笑った!笑い疲れた!
まず一発目に爆笑ポイントは…
人が振り向いたり、手をピッ!と上げるだけでも兎に角「しゅっ!しゅっ!」と「謎のSE」が!
これがもうラストまで続きます。まぁホラー系とかBGMでゴリゴリに押してくるのもありますけど…シリアスシーンでもバトルシーンでも兎に角しゅっしゅ!ホンマに意味ないんよね。この音のせいでコント臭がハンパない!
銃火器を使えない場所という事で、味方チームの一番位が高い少佐?は酸が入った球を飛ばすエアガンを装備。
いや一丁だけかーい!お前だけが装備すんのかーい!!ほんで黒人ドレッド君がパクった球の伏線回収はせんのかーい!?
元特殊部隊のテロリストのボス。アジトで火気厳禁やぞ!言うて部下をめっさ叱ってたのに…
次のカットで葉巻咥えてドーンと登場w
うぉーい!お前なにしてんねーん!
厨二ロングコートは最高に似合ってましたね!
もう数え上げたらキリがないんやけど、イケメン主人公チームは銃以外の武器を各自で持ってるんやけど、なんと主人公の武器が「ヒョロってる細いフェンシングみたいな剣」!
うーんパンチ弱い!見た目からして弱い!でも相手の凄い剣を受けても折れない!
ザコ兵みんながお揃いで持ってるナタの方が絵がいいぞ…
敵アジトに乗り込む前は「チームメンバースカウト旅行」に出掛けるんやけど、そこでスカウトしたバイクおっさん、「俺からバイクを取り上げないなら行くぜ」とか言うてたのに、バイクシーン一切無しでアジト潜入してるしw
ジャケットのカッコいい3機の攻撃ヘリ「アパッチ」なんて勿論出て来ないし、
ストリップ店でもない普通のプールバーに何故か裸のねーちゃんがポールダンス踊ってたり、
着物を脱がないまま切腹してるし(介錯無し)、
抜き身の日本刀持ってそのまま行動してたり…とツッコミが止まらない!最高に笑わせてくる!
これこれ!このパワーよ!90年代に近い時代の映画だけあるぜ!
ラストファイトも「いやいや!自分達の手!手がァァァー!」と爆笑を通り越して監督のドタマを心配してしまう仕上がり。どないなってんねん…
なのに日本シーンあるあるの「外人が話すヘンテコ日本語」が無いのはびっくり。ドルフラングレン呼んできてー!
日本刀女剣士「クミコ」がエンドロールで「KUNIKO」になってたのにもツッコんでもうたわ。いやぁホンマ楽しめた。アホ映画万歳!アホ映画ありがとう!