サンクスシアター、ラスト1本。
今度は知らない町を自転車で漕ぐ少女。"横浜"と同じ世界線なのかも判らぬまま観ていたが、それはどうでもよかった。
スマホ時代の初期に発表された「読まれることの憂しさ」についての映画だとしたら傑作。図書館のシークエンスは好き。気付けば主と読者もそこから距離は縮まっていて、否、そもそも距離の概念なんて無くて...
このシリーズって「"もし"を無理やり可視化させてしまう」映画なんだと思う。一つの映像の中に多世界線が混在しているのは視覚的には面白いがそれ留まり。結局今回も同じ事をしてるだけ。幾らシリーズものでも、それは存在価値とは別物なのでは。