ルサチマ

5 windows mountain mouthのルサチマのレビュー・感想・評価

5 windows mountain mouth(2013年製作の映画)
4.0
ひょっとしたら単なるイマドキのモノローグで極めて自己完結型のしょうもない映像になりかねないところを、音を先行させるような編集と、嫌味のないシネフィル嗅覚が瀬田なつきを映画作家だと知らしめる。今作の突然のゾンビも5windows eb(is)のダンスやオープンカフェもゴダール。

eb(is)のレオーもどきの染谷に対して切返しでアクションする中村ゆりかの少女たり得る一挙手一投足。鏡を使った光の反射。東京にいる人間なら誰でも分かる恵比寿がこんなに映画のロケーションとして成立するのかと驚く。5windowsシリーズだとeb(is)がベスト。
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