囚人13号

男達の別れ98.12.28@赤坂BLITZの囚人13号のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

昭和末から20世紀平成を駆け抜けた佐藤さんフィッシュマンズには遂に出会うことなく、生ライブはおろか彼の夭折にすら間に合わなかった21世紀に生を受けた者として何か語る権利も性分も持ち合わせていないし、地元でライブが開催されたとき見に行っていた身近な大人からマスク付けながらマイペースにやってたなどと思い出を聞き出し羨んでいるのみで、思えば初めてフィッシュマンズに触れた機会も親の影響でもサントラでもなくYoutubeに上がっていたLONG SEASONという極めて怠惰な出会いでしたが、ありきたりながら忘れられず初めて買ったCDはこの『男達の別れ』だったぜという適当な自語りは自粛しつつ。

棒人間の落書きにヘルメットとツルハシを書き足して一人ニヤつき、水の音に耳を澄ませては何かノスタルジックになっちまったみたいな、そんな、そんな気分でいられるのは本当にフィッシュマンズのおかげで、佐藤さんの歌声はずっと人生の傍にいてくれるようなんだ。
このLONG SEASONも本当に命を削っているというか聴いているだけでゾーンに入る感じ。

親父はいないし一番の親友も死んでしまったし勉強は嫌だし、母は社畜だし、それでも俺はあなたたちがいてくれたから生きてます。ありがとう!(結局自語りで終わってしまった)
囚人13号

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