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『男達の別れ98.12.28@赤坂BLITZ』に投稿された感想・評価

行ってきました、昼間から爆音映画祭in相模大野。

『フィッシュマンズ 男達の別れ』だけは当日券も完売してました。

フィッシュマンズ…実は1995年に偶然にも生ライブを見た事あります!
真心ブラザーズが好きだった片腕ファルコン少年は彼らとフィッシュマンズとカスタネッツというバンドのイベントを茨城県からはるばる日比谷野音まで見に行きました。

ただ 当時お子様の耳にはまだフィッシュマンズの良さが分かりませんでした。客も真心ファン多かったらしく
MCで
「あれ?みんな真心~?」
と寂しそうに笑う佐藤さんが印象的でした。。


あ、話は映画に戻しますが…最前列で見ました!

噂に違わぬ鳥肌モノのライブでした!

ちょっと懐かしいタイプのダブ感、たまらないですー。

佐藤さんの独特の声が耳からというより全身の毛穴から染み込む感じが心地よいです!

ラストの『Long Season』の演奏は神がかり過ぎてました。。
ライブの客が全く映ってませんでしたがいったいどんな顔して聞いてたのかちょっと見てみたかったです。

とにかく何と言いましょうか、日本でこの時代にはあまりに早すぎた音楽性&パフォーマンスのような気がします。
もちろん佐藤さんの死も早すぎますし!!

非常に爆音が似合うライブ映画でした!!
是非今後の映画祭の定番にして欲しいなぁ。。
ninjiro

ninjiroの感想・評価

-
誰のせいでもなくて イカれちまった夜に

すいません、これはレビューではありません。

メジャーデビューアルバムの「Chappie,don't cry」で初めて彼らを知った際、そのメンバー布陣は佐藤伸治(vo.サトちゃん)を中心に、小嶋謙介(gt.)、柏原譲(ba.)、茂木欣一(dr.)、ハカセ(key.)の5人の編成。
ダヴやレゲエのリズムを借りながら、緩やかな陽光を背に浴びたような、フワフワとした柔らかな空気を持ったポップバンドだった。
リズムの心地良さ、キーボードのアレンジ、そしてサトちゃんの独特な声と捻くれた詩の世界、何よりその曲の良さに魅了され、一気にファンになった。
とはいえ、その当時寝ても覚めても音楽に囲まれて過ごしていた私には、数ある好きなバンドの一つ、であったと記憶している。
その後、「Corduroy's mood」や「King Master George」とまあまあ順調にキャリアを重ね、徐々に彼等に対する私の熱も上昇し、近い開催地のライブには足を運ぶようになった。
特に後々のライブまで歌い継がれる事になる、「救われる気持ち」「いい言葉ちょうだい」「頼りない天使」といった曲の存在が大きかった。

当時のライブハウスは満員、とは程遠い状況が多く、おまけに開演後もバーカウンターやら奥の席にたむろする人達ばかりで、皮肉にもステージの真ん前には観客である私達にも十分に踊れるスペースがあって、それをネタにしてサトちゃんは度々冗談交じりに「踊れ踊れ!」とアジっていた。
後年、彼等のライブでの真価が評価されたが、当時から非常に演奏が達者で、ドップリではないが、軽快に踊らせてくれるバンドだった。

私たちにとってそれは、とても幸せな空間だった。

次のアルバム「Neo Yankee's Holiday」では、それまでの軽快なポップバンドとしてのセンスを残しながら、彼等の素養として必然的にダブの世界に傾倒して行った。

小嶋さんが脱退したのはそれからすぐだった。

ギターが抜けちゃうって大丈夫なの?なんて外野の心配を余所に、個人的に思い入れの深い名曲「Go Go Round This World」「Melody」などをリリース。

私はその頃にはすっかり彼等に夢中になっており、営業で地方のレコード屋(まあCD屋だが、ここではそう呼ばせて貰う)のトークイベントに出演するとかいう情報があれば結構遠くまでいそいそと出かけたものだ。

なんやかんやでその当時初めてサトちゃんと欣ちゃん二人に一ファンとして対面した。
レコード屋のイベントの後、普通のお客さんと一緒に溶け込んで、相変わらずマイペースで誰にも声を掛けられることもなく、自分たちの好きなを音源をひたすらに探す彼等を発見して、決死の覚悟で声を掛けた。
その覚悟のスカし具合には危うく脱臼する程。
道を訊かれたあんちゃんぐらいの温度で普通に接してくれた彼等。
しかし終始恥ずかしがる私に、ずっと子どもみたいにはにかみっぱなしのサトちゃん、思い出すだにちょっと笑ってしまうような気まずい空気の中、今のお気に入りは「Massive Attack」だよって教えてくれた。

レコード会社の移籍を挟んで、彼等にとって聖地とも言うべきプライベートスタジオを手に入れたという話をインタヴューでする時のサトちゃんは、本当に嬉しそうだった。

かと思ったらハカセ脱退の報。

この時は本当にもうダメなんじゃないかと思った。
このバンドの中心は、作詞作曲を一手に手がけるサトちゃんであることに間違いないが、楽曲の肝であるアレンジの部分ではハカセに負うところが大きいのではないか、と、我々は感じていたからだ。
あの曲のあの音も、この曲のこの音も、ハカセの音だよね…?

しかし、そんな心配は杞憂だとばかりに、彼等は一大転換ともいうべき大名曲、「ナイト・クルージング」をぶつけてくる。

一聴、息が止まるかと思った。

まさか、存亡の危機をこんな形で跳ね返してくるとは。

そこにはもはや、あの日、やわらかな陽光を背負っていたポップバンドの面影は全くない。

全く無駄無く厳選された音、苦しくなるほどに突き詰められたそのサウンドは、産まれた瞬間からその後新たに始まる音楽の古典の趣を湛えていた。

その後、時を待たずしてアルバム「空中キャンプ」を発表。雪崩打つように「Season」、「Long Season」をリリース。
その何れの音源も、「ナイト・クルージング」の衝撃を更に上回るものだった。

それは、常軌を逸した音だった。

小嶋さんの代わりにサトちゃんの弾くギターはヘタウマの境地を超えて只響く打楽器の様にプリミティブで、それは音楽というよりも音響。時に悪夢のパーティの様に、時に真っ白で空っぽな空間に静謐に響く様なエフェクト、雨の日、夕暮れ時、静かに吹く風、それらを象徴する音は当時のサトちゃんの心象風景だったのか。

ずっと飽かず聴いていた。
生活の音になるまで。

あのフィッシュマンズが、こんなバンドになるなんて…。

最後に私がライブに行ったのは、「若いながらも歴史あり」ツアーだった。

そこで見たのは、かつてのフィッシュマンズと同じく、上質な音楽を届けようとする真剣なステージングだった。
ハカセの抜けた穴を埋めたのはHONZI、鬼気迫るパフォーマンスは本当に素晴らしく、未だに忘れられない。
しかしそこには、かつてのようにサトちゃん、サトちゃんと声を掛けられて照れるサトちゃんは居なかった。
佐藤伸治、かれは神々しく、混じり気のない芸術家としてそこに堂々と立っていた。
自らのプロデュースした音の波をバックに誇らしげに、しかし目深に被ったジャミロクワイ風の帽子で表情を読まれないようにしながら、踊るように歌っていた…。


ロッキングオンの記事でフワッと知った。
佐藤伸治が亡くなったと。

その事実が、全く現実に染み込んで来なくて、
何度も聴いた「空中キャンプ」をまた聴く。

あの時、生活の空虚を空虚としてたしなめてくれた音は、もう別の意味を持ってしまっていた。

サトちゃんが好きだと言っていたMassive Attackの新譜「Mezzanine」を手に取ってみた。

彼が必死になって叶えたかった音とは、という答えを見せつけられているような気がして、余計に悲しくなった。


結局、あの時に私の心に空いた穴は今も、
なんの手当てもないままにポッカリと口を開けている。
菩薩

菩薩の感想・評価

5.0
何気ない冬の1日、西日のさしてる車内で顔をしかめながら、友達の車の後部座席に乗っかって(噓、助手席です。)、向かうは千葉県、笠森霊園。亡き彼の墓前に手を合わせ、横に置かれたボックスを開けると、生前の彼の写真に、数多くのファンによる熱きメッセージ、もちろんそこにはメンバーの名前も。墓前に置かれた「ひこうき」が刻まれた石碑、 彼らの物語はいつでもあの日のまま、佐藤伸治の歌声も、いつでもあの日のまま。あまり良き思い出無き学生生活の中で、恐らくは最大の収穫がFISHMANSとの出会いであり、佐藤伸治の無限大の詩の世界との出会いであった。雨の日も風の日も、いや雨の日と風の日だからこそ聴きたくなり、土曜日の夜を待ちわびる。眠れぬ夜に眠ってるあの娘を思い、たとえいかれたBabyであろうとも、僕は頼りない天使でありたいなどと、そんな気分で。光陰矢の如しと10年、なんでも出来そうな気はしたけど、やっぱりそんなのはウソで、やっぱり何も出来ないけど、彼が残したMELODYとRHYTHMの中を、驚きと感謝を込めて、歩いて行きたいなんて。それはただの気分だけど、そのすばらしくてNICE CHOICEな瞬間に、僕は救われる気持ちになる。忘れちゃうひとときに、何もないひとときに、今はいいよと人生を肯定してくれる歌に出会えた事に、今にも僕は泣きそうで、だけどそんな運命に笑う。だれのせいでも無くイカれちまった夜に、ずっと待ってる王女様、晴れた日は君を誘うから、寝っ転がったりタバコを吸ったりしよう。世界は僕のものじゃないけど、忙しくて会えなくても、こんな季節を遊びたいし、この景色の中をずっと、二人で回っていたい。音楽はなんのために鳴り響くのか、そんな事は考えずに、僕らは歩く、ただそんだけでいいのではないか。彼の歌を聴けば、きっとその憂鬱な顔も、笑顔に変わるだろうから。毎日毎晩、あなたが僕を、しっかり僕を、その胸でその目でつかまえて。楽しいことも忘れた僕だけど、悲しい時に浮かぶのは、いつでも君の事なんだよと、夜の想いを吐き出す。もう知識はいらないから、欲しいものなんて何にもないから、気の合う人もいないから、自分の言葉で話すやさしい人、笑いを忘れる前に呼んでよ、この世界の真ん中で、2人ぼっちになれずとも。君の一番疲れた顔が見たいし、誰にも会いたくない顔のそばで、明日の夢など何もなくても、バックビートにのっかっていたい。心の揺れを静めるために、ポッカリあいた心の穴を、少しずつ埋めていくために、そんな感じで明日からも、FISHMANSと泳いでく。シンナーは、良くない。

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