国際人身売買を取り上げていて、かなり真実に沿っている印象の映画です。
ドキュメンタリー的に警察の視点から描かれるのかと思っていたら、まったく違います。警察が活躍する場面はほとんどなく、各国で人身売買している側がメインです。登場人物や地域が多いため、しっかりと顔と状況を一致させる必要があると思います。
人身売買している組織がどのようにして人を集めて、そして、仕事をさせているかがはっきりと分かります。最初は普通のシーンなのに、急に悪魔の顔がのぞいてしまっていたり、後半の拉致の部分はテーマ上売られると分かりながら観てしまったため、これがっという気分になりました。（特にモデルの選定）
日本のシステムはここまでひどくないことを祈ります。色々な人に最後まで観てほしい作品です。
