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若き詩人のTaTのレビュー・感想・評価

若き詩人(2014年製作の映画)
3.7
南仏の港町でのモラトリアム。 詩を作りながら過ごす淡々とした日常と自分探し。

まず目につくのが舞台となる港町の美しさ。主人公が佇む白い墓地と奥に広がる海が印象的。やっぱりヨーロッパの町って立ち並ぶ家屋とか景観が統一されてて映像映えしますよね。

そこにでてくるのがナヨナヨした主人公。顔見知りはできるけれど打ち解けるまでには至らなくて、それが時に孤独で少しの憂鬱さを醸し出してます。 詩人が主人公なのに出てくる言葉はわりと月並みで、会話の間とかフワフワした空気はただただユルい。でも、このユルさは嫌いじゃないな。
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