便座DAPPUNESS

若き詩人の便座DAPPUNESSのレビュー・感想・評価

若き詩人(2014年製作の映画)
5.0
めちゃくちゃ好きな映画だった。最近観た中でトップかも分からん。『犬を連れた女』から成長したレミとして捉えると、ラストで「何を考えている?」と問われたときの答えの変化に青春を感じた。わりかし退屈に思われそうな雰囲気なんですが、映画自体が上品というかなんというか、かなり観やすく出来ていて、すっと入り込める。気づいたら集中している。
偉そうなことは言えませんが、少しでも作品を作ろうとしているひとりの若者としては、どうしてもレミに自らを投影してしまう。世界を言葉で表現したいから少し背伸びしてウォッカとか飲んでみちゃう。女の子に詩で告白しちゃう。そんな感じ。そしてブルーの綺麗な景色でした。綺麗な景色の中でユニークなキャラクターの何気ない会話が光る。とても良い映画でした。
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