写真。
ある瞬間を切るとるツール。
切り取られるのは時間なのか、魂なのか。
カトリック教徒の多い町(だと思われる)に住むユダヤ人である主人公。信仰の違いはあれど、魂は平等です。
なくなったアンジェリカの写真を撮影した日から、魂がふわふわしてしまう主人公。
しかし、主人公はまるで町全体なのか、と思うほど、俯瞰で撮影された町の風景が良く出てきます。そして、美しい。
美しい画面と人物の対比。
反物質の議論が出てきたのが面白かったです。ここで出るなんて!100歳超えの監督作品に出ることに驚きと喜びを感じました。
幽玄な雰囲気のまま、ラストまで。
ストーリーどうこうより、魂とは、なんでしょうか。