気持ちの良い勧善懲悪ギャグ時代劇。
まず、貧乏だが、武術の力のある藩が、理不尽な理由で、通常では考えられないスピードで、参覲交代をさせられた前作の良いところを引き継いでいる。
大名行列をしなくてはいけないための、苦肉の策のしょうもない笑いや、個性豊かなキャラクター、道徳的なまでの、主人公らの精神性などが、見せ方を変えて引き継がれている。
本作は、前作よりもスケールアップして、より幕府が携わったストーリで、前作からの見所である、太刀にも磨きがかかっている。
今の時代には珍しいほどの、清々しい勧善懲悪ストーリーで、誰1人仲間が死なないところも良いところだ。
超豪華なキャスト陣ではないが、名脇役のオールスターが集結している感じで、非常に安定感がある。
劇場内には、ご年配の方が多く見受けられたが、子連れで親子で見るのにも良い映画だと感じた。
前作の説明部分が割と少なかったので、今作から観る人には、少し不親切なのかなと感じた。
