うわ～これは傑作！！よくある雪山トルコ映画かな…と思っててスミマセン、本当に観てよかった。
暗くてしめっちい山に住む、裕福ではないある家庭。寡黙な父親は日々、一刻千金を狙って金を探しまくる。「あんたいい加減夢見るのやめなさいよ、金なんて埋まってるかよバカ野郎！現実みろ！」と言わんばかりの呆れ顔の妻。それでも男のロマン（夢）は冷めやらず、家畜の牛を闘牛に出すもんで、さあ大変…
あらすじだけ書くと、エッそれだけ？おもしろいの？なんて思ってしまうけど、退屈しない139分。暗く終わるのかと思いきや、あの希望的なラスト。暗がりのなかに、本当に、最後にだけ一筋の明るい光が射すような映画。あのラストのためだけにでも、観てよかったと思える、とても映画的な映画。そしてカタツムリ！！！
