現代にヒトラーが蘇ったら、という設定でコメディータッチに描きながらも、社会風刺も交えて真面目に展開しつつありきたりな結末で終わらせないところが良かった。
そもそもこのif論はよく考えついたなと。現代に蘇ったらこうだろうなーってポイントもずばり抑えててちょっとリアリティあった。
たまたまでしょうがタイムリーに難民問題に触れられていたので重みが増したというか。
あまりに政治思想押し出されると萎えるんですけど、ナショナリズム思想を感じる内容ではありつつも皮肉とユーモアを交えながらうまいこと問題提起程度にとどまっていたかなと思います。なので無思想無宗教な日本人には楽しめるかなと。
しかしちょっと長かったかな…もう少し短くまとめられてたらもっと良かった。
個人的にドイツ映画は2本目でしたがやっぱり100%字幕に頼ることになるのでちょっと疲れたな…でもこの映画はドイツ語でないと意味ないから仕方ない。
