BouzuMiura

地下室の魔物のBouzuMiuraのレビュー・感想・評価

地下室の魔物(1973年製作の映画)
3.0
70年代のトラウマ映画特集とかでしばしば名前が出くる映画。子どものときにうっかり見ちゃうとしばらくひとりでトイレいけなくなるヤツだけど僕は未見だった。

アパートメント住まいからばあちゃんの残した邸宅に引っ越してきた若夫婦。広いお家にテンション上がりまくる二人だが古い暖炉のある地下室には不穏な空気。嫁はなぜか「地下室を私の作業部屋にしたいのよ」とか言い始めてイケメンの旦那もミヤコ蝶々似の大工の親父も反対するのを聞かず暖炉のロックをこじ開ける。この中から封印されてた3匹のゴブリン登場。ドブネズミくらいの大きさで予想よりかなりちっちゃいけど小人症の役者か子役かに化け物スーツ着せて巨大な家のセットで撮影してるっぽい。動きに結構愛嬌があって憎めないのと、特殊能力もなく仕掛けるいたずらが「物陰に隠れてスカート引っ張る」「針金ハンガー使って物陰から電気のスイッチをOFF」「電気コードで足を引っ掛ける」と可愛げがある。光が苦手で懐中電灯の光を当てると「きゃー♥」とかいって逃げるし楽勝じゃん!となごみつつ見る。しかし邸宅で過去にあった惨劇を知るミヤコ蝶々が重い口を開く頃に再び惨劇が…
「シャイニング」や「パンズ・ラビリンス」を思い出したけどこれは流石に「見ようによってはハッピーエンド」とは言えないか。

中盤で突然聞いたことある喋り方のおっさんが出てたので一時停止して調べたら2001年のヘイウッド・フロイド博士だった。おひさです。
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