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絶頂姉妹 堕ちるの一のレビュー・感想・評価

絶頂姉妹 堕ちる(1982年製作の映画)
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「ここだと落ち着くのよ」とゴミ置き場でひとり時間を殺す倉吉朝子も、ダメすぎて愛くるしい絵沢萌子も素晴らしいけど、孤独と焦燥の青春映画的雰囲気をブワッと発する趙方豪の鈍い輝きが目に痛い。寄る辺ない男女が何もない部屋でするキスのさびしさ。姉の婚約者と会食した帰り道母娘3人タクシーで大合唱するシーンのどうしようもない幸福感。みんなまとめて抱きしめたい。江崎和代が中丸信を玄関で刺して、広がる夜景をバックにずり落ちるように二人がフレームアウトするところかっこいい。あと赤い照明が点滅する中での倉吉朝子の主観セックスシーンがウケた。
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