原作準拠のヘンテコ武器、ヘンテコ剣客はこだわりの出来栄えで、豪華俳優陣の起用も併せてビジュアルだけはかなりのレベルに達していた。
2時間半にあれもこれも詰め込もうとするあまり、サクサク展開するものの機微を描く深みはなく、次々と登場するキャラクターを半端に扱い、ただただストーリーを雑に消化しているだけに思えた。
ボソボソと聞き取りづらい台詞、突然ひしる不快な大声、大きな効果音環境音で音量調節が難しい。
アクションシーンも、人混みの中でふらつきながら両腕をぶんぶん振り回すだけで、臨場感を出すためなのかブレブレのカメラ演出も見辛い。