あかね

無限の住人のあかねのレビュー・感想・評価

無限の住人(2017年製作の映画)
3.2
う〜ん。まず第一に、りんの復讐の軸がブレブレで途中から何がしたいんだこの子は🤔?と思っていました。
万が「俺は誰を切ったらいいんだよ!」と言ったシーンで劇場の大勢がクスクス笑っていたので、やっぱり皆そこが気になる点だったのかなと。

万も過去に負った心の傷からりんの復讐のお手伝いをしますが、それが罪悪感からなのか無償の愛からなのか、また望まない不老不死との葛藤が上手く描かれていて良かったです。
無限の住人の「無限」には、ただ万が不死身である事だけではなく、万のリンに対する無限ともとれるほどの慈愛という意味も込められているのではないかと…

それぞれのキャラクターもただ悪人なのではなく、ひとりひとり理由があっての事だったりするので、あ〜確かにそりゃ斬りたくなるかも…と少し共感できたりして、そこも良かった。1番共感しやすいのは福士蒼汰くんの役かな。りんは1番よう分からん。原作だともっとブレブレらしいけど笑

序盤で「まこ待てよ!」みたいなセリフが「ちょ待てよ!✋🏻」に聞こえて、過去作のオマージュも含んでいるのかな〜と笑えました。1番笑ったのは、りんが投げた手裏剣の行方(笑)お約束通りで笑えました。

アクションもわざとらしくなく、切迫した雰囲気が出ていて、斬る!斬る!ひたすら斬る!の一辺倒にも関わらず飽きることがなかったです。や〜戸田恵梨香さんの飛び蹴りは快感でしたね👏🏻👏🏻

冬の山での撮影…という事だったので、万に斬られた後ずっと川に使っているエキストラのガッツにも感動でき、そういった違う角度からの楽しみ方もできる1作です。(締めがテキトーですみません笑)
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