だいき

無限の住人のだいきのレビュー・感想・評価

無限の住人(2017年製作の映画)
1.5
2017年公開映画56本目。

不死身はつらいよ。

冒頭からクライマックスと同じような殺陣シーンを見せるため、クライマックスがちっとも凄いと思えない。
寧ろ、140分のほとんどが殺陣シーンだから途中で飽きるし非常に退屈。
序盤がピークで、段々つまらなくなっていく右肩下がりの作品だった。

主人公は特別強いってわけでもなく、ただ不死身だから300人相手にも勝てるというだけ。
不死身だから大勢相手と戦うのに作戦も何も無いし、真正面から突っ込んでいってひたすら斬りまくる。
死なないって分かってるから何の緊張感もないし、魅力も感じない。
それに、1vs300とか言ってるけど実際は1人じゃない。
まず、どこからともなく自由自在に現れる武器の説明をしてください。

30巻もある原作を140分で描くのなんて到底無理だから、少しぐらいアレンジしても良かったのでは。
ストーリーの欠陥部分があまりにも大きすぎる。
見るに耐え難い。
キムタクは何を演じてもキムタクだし。
邦画にしては過激なバイオレンス描写だったものの、支離滅裂な脚本とワンパターンな殺陣シーンばかりで、私が観たかった『無限の住人』は観れなかった。

キムタクの無駄遣い。
だいき

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