ソールライターの写真展が現在開催中である。
昨年、彼の写真についてNHKでドキュメンタリーが放送されていた。
その番組を観てわたしは初めて彼を知り、面白い写真を撮る人だなと思ったので、その時期に予定されていた写真展に行こうとしていた。
が、憎きコロナの影響でその時中止となってしまったその写真展が、今やっとこさ、開催されている。
それに合わせて映画が上映されていると知り今回観に行った。
観客は年齢層が高く、上映回数が少ないということもあり席はぎゅうぎゅうであった。
ぎゅうぎゅうの映画館はひさびさだったので少し興奮した。
さて、映画はというとNHKのドキュメンタリーが彼の写真に焦点を当てたものだったのに対して、彼本人の私生活に寄り添ったものだった。
冗談を交えて話す彼が時折見せるシリアスな表情が印象的だった。
謙虚、それでいて、強い。
絵描きを目指していた彼の絵もとても素敵だった。
映画は2011年に撮られたもので、当時83歳。2013年に彼は亡くなっている。
写真展を見に行くのが楽しみ。
