写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のことを配信している動画配信サービス

『写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと

写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のことが配信されているサービス一覧

写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のことが配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

『写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』に投稿された感想・評価

KUBO

KUBOの感想・評価

3.6
BUNKAMURA ザ・ミュージアムで開催されていたソール・ライターの写真展にえらく感動し、ル・シネマでも上映していた『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』を鑑賞。

ソール・ライターは60〜80年代はファッション誌で活躍したカメラマンだったが、商業写真と自らが求める芸術性との乖離に絶望し商業用スタジオを閉鎖、一線を退いた。ところが、その後撮り溜めていた写真が注目され、写真集『New Color』が大ヒット。晩年にして一躍注目を集めた写真家だ。

「なぜ私が優れてるなんて思う? まあ、時にはすごくいい仕事もしてる。でも自慢はしたくない。今まで人がやった素晴らしい仕事を思えば、私自身の達成などささやかなものだ。ライター氏の偉大さに酔ったりはしない。ソール・ライターはささやかな存在であって、映画にされる資格なんかない」

こんなにゆっくり話す人に会ったことはない。ソール・ライターの語りを聞いていると、時間そのものがゆったり流れているようだ。

「私の好きな写真は、何も写ってないように見えて、片隅で何か謎が起きている写真だ」

ライターの写真は独特だ。3分の1構図と呼ばれる独特な構図は、画面の3分の2は壁だったり、幌で隠れていたり。その残りの僅かな空間に赤い傘などのインパクトのある被写体があったりする。

「私の写真の狙いは、見る人の左耳をくすぐること。すごく、そっと」

雨で曇ったガラス越しに見える街。ガラスに反射した少しぼやけた被写体。ライターの写真には必ず人は写っているが、人そのものを写しているのではなく、それはニューヨークという街の一部としての人。人も含めてニューヨークなのだろう。

そんなソール・ライターのドキュメンタリーである本作は、生い立ちなどに詳しく迫るわけではなく、代表作になる作品は散りばめられているものの、ライター自身へのインタビューを中心にして構成されている。

だから、例えば、度々彼のモデルにもなっている最愛の人「ソームズ」の名前は出てくるものの、説明がないので予備知識がないとよくわからないかも。

「肝心なのは、何を手に入れるかじゃなくて、何を捨てるかなんだ」

ゆっくりした口調で語るライターの名言は、含蓄があってしみじみと心に響く。

映画そのものの映像も、ライターの写真を意識した雰囲気になっていたりしておしゃれ。

生き方そのものが作品になっているのが伝わってくるような、ライターの構えず、自然体に暮らす様子が本当に素敵だ。

昨今のコロナ騒ぎで、私が見に行った翌週には BUNKAMURA 自体が休館になってしまった。ギリギリのタイミングで見れてよかったな〜。ともかく、ソール・ライターの世界に出会えて本当によかった!
ちろる

ちろるの感想・評価

3.6
悲観的なように見えて楽観的。
なんでも許してしまいそうな感じなのに意外に頑固。
なんか自分を卑下してマイナスな感じでやる気出さないのに、話したあとに必ず声出して笑う朗らかさに癒されまくりました。
彼の撮る写真たちは彼そのもののようにさりげなくて、優しい。
街の片隅にあったはずの何でもない風景が彼のフィルターを通して見ると全く別のものになるのだろう。
これは本人がどう捉えるかは分からないけど個人的に彼のファッションフォトグラフが好きだったなー。
とんがってるシャープな作品が多い有名ファッション誌のビジュアルよりも彼のアンニュイな色彩と、画像の方が上品で芸術的だから。
彼がプライドを持ってまわりにやんのやんの言われても構わずに、与えられた仕事に自分スタイルを崩さずに真意に取り組んでいたことが素敵だった。
ソール ライターのゆっくりした話し方、まるでスローモーションみたいで正直言うと途中眠くなってしまった笑
けど、それも含めて彼。
柔らかくて、優しい彼の生き方で自分のいそいそした毎日を顧みたくなったドキュメンタリー。
AOI

AOIの感想・評価

3.6
【画家であり写真家でもあるソール・ライター】

一癖ありそうな爺さんが語る

自分の映画を撮ってもいいが、公開はまた別の話だ…とかなんとか言いながら結構嬉しそう

アトリエで語られる自慢話やネガティブな言葉、答えの出ない禅問答のような話も彼が語ると深い

雨や滲んだガラスの美しさを表現した作品の魅力

しかし、何より美しいと思ったのは、汚部屋化したアトリエ🎨そこには彼の人生が詰まっていた

『写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』に似ている作品

アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー

上映日:

2016年03月05日

製作国:

上映時間:

80分

ジャンル:

配給:

  • KADOKAWA
3.7

あらすじ

NYパークアベニューの自宅で、ハイブランドのジャケットに、ヴィンテージアクセサリーや民族衣装を合わせ、即興でコーディネイトを披露する、アイリス・アプフェル。1950年代からインテリアデザイ…

>>続きを読む

SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬

上映日:

2018年05月19日

製作国:

上映時間:

115分
3.7

あらすじ

デヴィッド・ボウイをはじめイギー・ポップ、マーク・ボラン、YMO、寺山修司、忌野清志郎など、時代の寵児たちのきらめく瞬間を捉えた写真家・鋤田正義の創作活動から人柄までを追った初のドキュメン…

>>続きを読む

ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人

製作国:

上映時間:

87分
3.8

あらすじ

世界で一番有名な素人アートコレクター夫婦の実像を映すドキュメンタリー。現代アートを集めるのが趣味の郵便局員ハーブと図書館司書のドロシー、30年こつこつと作品を集めてきた二人にアメリカ国立美…

>>続きを読む

過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道

上映日:

2021年04月30日

製作国:

上映時間:

112分
3.6

あらすじ

スナップショットの帝王として知られる森山大道は、国内外の若手クリエイターから絶大な支持を集めてきた。菅田将暉や宇多田ヒカル、木村拓哉、ONE OK ROCKなど、時代を彩るトップスターを積…

>>続きを読む

アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生

上映日:

2015年05月29日

製作国:

上映時間:

72分
3.9

あらすじ

62歳から95歳までの7人の個性的なニューヨーカーの人生に迫るドキュメンタリー。彼女たちの刺激的で独特なファッションスタイルや生き生きとした生命力はそれぞれの年齢の重ね方の表現でもある。プ…

>>続きを読む

ターシャ・テューダー 静かな水の物語

上映日:

2017年04月15日

製作国:

上映時間:

105分

ジャンル:

配給:

  • KADOKAWA
4.0

あらすじ

米国バーモント州。雪深い山奥にある、18 世紀風の農家コーギコテージがあった。まるで 絵本の世界に迷い込んだようなコテージには、コーギ犬と一緒に暖炉に温まり、絵を描く 1 人の女性がいた。…

>>続きを読む

フェルナンド・ボテロ 豊満な人生

上映日:

2022年04月29日

製作国:

上映時間:

82分
3.6

あらすじ

世界で最も有名な存命の芸術家、フェルナンド・ボテロ。人間も静物もなぜだかみんなふっくら、ぷっくりと膨らみ、素朴でユーモアあふれる作風が愛される巨匠。90歳のマエストロは現在も毎朝アトリエに…

>>続きを読む

アニエスによるヴァルダ

上映日:

2019年12月21日

製作国:

上映時間:

119分
4.0

あらすじ

本作は、彼女の半世紀以上に渡る創作活動、長編劇映画デビュー作『ラ・ポワント・クールト』から、世界中の映画賞を席捲し、昨秋日本でも公開され話題となった『顔たち、ところどころ』までを彼女自身が…

>>続きを読む