バナナ

青の終わりはぐるぐるとのバナナのレビュー・感想・評価

青の終わりはぐるぐると(2007年製作の映画)
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andymoriの思想哲学を映像化したような作品。

メタ的な視点になるけど、自主製作の粗さ、こっ恥ずかしさまでもが青春映画を構成する一つの要素として成り立っているのが良い。
見づらい点も多いけど、もし商業映画としてキレイにまとめられていたらこの情緒は失われていたと思う。
手作り感含めて愛せる作品。

とはいえ、andymoriを好きでなければ見ていなかっただろうことは否定できない。

小山田壮平は繊細さゆえに死にかけたけど、その繊細さ無くしてandymoriの世界は成り立たんのが辛い。
音楽に限らず、文字でも映像でも、そういう繊細で生真面目な人の表現こそ本当に胸に響く。