JJ08

ジョン・F・ドノヴァンの死と生のJJ08のレビュー・感想・評価

2.7
若きイケメン天才監督ドランの妄想たっぷりの世界は観るひとを決して道連れにしようとガツガツしない。それは主人公である人気俳優ドノヴァン、文通相手のいじめられっ子ルパートの世界観にも通じる。自分の世界に浸り決して他人を巻き込まない、それゆえにそんな孤独感は歪んだ自己顕示欲の塊として不恰好に周りの人間に絡みつきどんどん巻き込んでいく。「もっと自分の事を知ってくれ」「もっとこの作品を知ってくれ」、、そんな彼らの本心は「マイプライベートアイダホ」を観かえせば少し分かるかもしれない。
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