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ジョン・F・ドノヴァンの死と生のsiのレビュー・感想・評価

3.7
ドラン作品ファンとしては、何故だか作品ごとにドランの成長と見てる側の成長を感じる。
いつも彼の作品は彼自身を感じることは多いが、今作も同じ。
母と息子、同性愛者としての葛藤、描かれるテーマは似ていても、今作ほど彼の作品にハッピーエンドを感じたことがない。
現在への希望、未来への希望、社会全体として差別への意識が変わってきた様子を最後に描いている気がする。

私たちの生き方は、過去に同じ性質を持った人たちの悩みと苦しみの上に成り立っている。
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