Mitsuki

ジョン・F・ドノヴァンの死と生のMitsukiのレビュー・感想・評価

5.0
めーーーちゃくちゃ良かった。
うわ!くっそおもれぇ!みたいなそういう感じじゃなくて、うわ~、、良ぇ……みたいなしみじみ感。(?
でも別にストーリーが面白い訳では無いっす、正直。(笑)
絵作りが好き〜。

毎度とにかく作家性丸出しなドラン映画。今作もまた、違ったタイプの癖強お母さんが出てくる。父の存在が無い。母と子の話。

ジョン・F・ドノヴァンの生と死
ではなくて
ジョン・F・ドノヴァンの死と生
なんだよ、本当に。

彼の死から生を考える。

なんかちょっと構成が「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」っぽさ感じました。内容は全然違うけどね!

リヴァー・フェニックスが大好きなドランが、この作品を通して彼に最大限の愛を伝えているのだろうとも思う。

ドランが昔レオ様にファンレターを送った話からこの作品は作られてる事とプラスで、若くして亡くなったリヴァーに対するドランなりのメッセージもたくさん詰まってそうな感じ。映画の中でリヴァーはずっと生きてる。

今までの作品でもリヴァーの出演作にまつわるオマージュや、セリフ、ポスターを貼ったりと彼への愛が垣間見えるところは多々あったけど、私は今作が一番"リヴァーヲタク"みを感じた(笑)

作中で流れる♪Stand by meはリヴァーの代表作「スタンド・バイ・ミー」の曲であることは誰もが知っているし、ラストシーンでルパートがパートナーのバイクに2人乗りするシーンは「マイ・プライベート・アイダホ」のリヴァーとキアヌがバイクに乗るシーンのオマージュになってる。(しかもちょっとパートナーの金髪とサングラスの感じがリヴァーっぽい)

私は「マイ・プライベート・アイダホ」のオマージュがあると聞いて楽しみに見てたくせに、あまりにも映画に没頭し過ぎて忘れててラストシーンを見た時にゥア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!これだア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!といきなり思い出しました。(バカ)

あと、あの、これ本当にドランに言いたいんですけど、男の人を色っぽく撮るの上手すぎません???????????感謝しかない。毎度眼福。ドランもかっこいいのに何なの?((
Mitsuki

Mitsuki