ホーランド33

ジョン・F・ドノヴァンの死と生のホーランド33のレビュー・感想・評価

3.2
『どうやら一一この物語もおしまいだ』(本編より)

ジョン・F・ドノヴァンを演じるキット・ハリントンがかっこいいだけでなく、苦悩に満ちた表情で印象的。ゲームオブスローンズのスノウもこんな表情だった。こういう役が得意なのかもしれない。

スーザン・サランドン、キャシー・ベイツ等大御所が何気に多かった。

俳優ジョンの成功と挫折(ゲイの話有り)、そこに絡む子役俳優の少年ルパートとの文通のお話。ジョンの親類(近所?)関係はよくわからず(何故ジョンを嘲るのか等)、兄弟間だけがほっこりめ。

対して少年ルパートと過去女優のシングルマザー(ナタリー・ポートマン)の関係性はしっかりと描かれていて、ルパートのいじらしさにキュン。

この二組の母息子の描かれ方が一律でない(ジョンと母の関係性がわかりにくい)ため、バランスの悪い作品になってしまっている気がする。

子役演技力あり。最後に一瞬出た青年ルパートの彼氏(?)は、リバーフェニックスみたいでかっこよかった✨調べたらハイス・ブロムって人らしいφ(..)

時間あって、人生に思いを馳せたい時どうぞ。自分も若くて亡くなった友達いたけど、あれは事故だろうとか友達の親と話したけど、死人に口無しだよね。

※他の方のレビュー通り、スタンド・バイ・ミーはいらなかったかな?無音でもいいくらい。