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ジョン・F・ドノヴァンの死と生のpicaroのレビュー・感想・評価

3.6
私はおそらくこの作品を半分も理解できていない。

というのも、あらゆる場面がキーで、あらゆるセリフが何かを説明しているようで(それはおそらく誰のどんな作品もそうなのだろうけれど)、それらをすべて、なんとなく見過ごすことを許さないプレッシャーがあって、終わった瞬間の私の感想は「ごめんなさい、全部は理解できなかった…。」でした。

ドランじゃなかったら「わからんかった」で終わらせたかもしれないけど、そんなの嫌なのでもうあと3回くらい観ないといけない。
それでもわからんかったら諦める。

でも好きな演出は沢山あって、ライターとルパートのやり取りは難しい距離感を絶妙に描いていたし、お風呂のシーン最高。ラストも良かったなー。親子のあれはやり過ぎ感強いけどわざとかな。

あともしかしてこの物足りなさは、フランス語で怒鳴り散らされてないせいでは…!?
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