坂口

アナーキスト 愛と革命の時代の坂口のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

政治活動家とか社会革命の話を期待するのは違ったかな
潜入捜査官の友情と恋愛とか葛藤の心情を描いた映画

労働者達の口から何度も現れる搾取という言葉が表す庶民の貧しい悲惨な生活
持たざる者の裕福な搾取者に対する無力感
抵抗勢力のアナーキストの原動力はどうしようもない社会だとかへの理不尽な怒りのはず
でも主人公が潜入するアナーキスト達はただコソ泥活動に勤しむ犯罪者集団
警察官の主人公も本来は被搾取者側なのにそこらへんの葛藤の描写も少ない
魅力的キャラ背景が揃っているのに感情移入が難しく勿体無い

コソ泥と裏切り者と彼らを愛し一人生き残る一味の女性。
彼らへの報復もなく何かを成すわけでもなくただ流されるように任せる結末なんじゃこりゃ
坂口

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