しゃりあ

闇動画13のしゃりあのネタバレレビュー・内容・結末

闇動画13(2015年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

出会い系の女
超ショボナンパAVレーベルの編集前映像のような映像が良い
家についてきたら他人の家だったなど、常に不安要素が追加されるのも良い
どうなるのか読めないこと自体に、そもそも面白さがあるし、インタビューとかであまり切らずにレールに乗せてくれるので見ていられる
内臓とミイラの美術も気合が入っている

窓際の人影
個人的に最高傑作
邪教リバイバルだが、暗視カメラでないのが本当に嬉しい
暗視カメラは近いものしか見えないため、閉塞感はあるが、空間が全く把握できないしロケーションの味が出ない
プロデューサーの岡田を呼ぶ「知人を騙る声」、外と内を往復させるが互いに姿が見えるのは、ホラーでありがちな「一人になるな問題」を薄れさせるし、画面内に空間を生む
回路ネタのシミには痺れるが、新藤くんがヤバいっつってるのに部屋を出ようとしない女の件はマジで謎
最初から伏線を張っていたライトの不調から、遺されたカメラのフラッシュは繋がる鮮やかさ
パニック感が最高潮に達した瞬間に出る「撮影の状況により、これ以降暗闇の映像が続きます」のテロップ煽り演出で感涙してしまった
ライト/オフよりも差し迫る幽霊も良い 笑ってるしね