映画としては言葉が多すぎたけど、
多部未華子さんの歌う歌は少ない言葉で深くを感じ取らせてくれた。
歌唱技術だけではない“何か”で伝わるものがとても多い。
何ヶ月も前に暇つぶしに観た映画だったのだが、ついさっきyoutubeで劇中歌である多部未華子さんが歌う「悲しくてやるせない」が偶然回ってきた。画を見なくても表情や感情が見えた。聴くだけで涙が止まらなくなってしまった。
映画というのはいろんな要素があって難しい。
人の輪郭と言葉と音楽といろんなものがあって組み合わせは無限大なのに、いつだって限定的な表現になってしまって難しい。
言葉だけで深く潜れるはずなのに、いろんなものが邪魔をして本来の意味までたどり着けない。
海の上のピアニストでも言っていたけど、海上で鍵盤という有限の中で、無限を表現することは容易い。
船から降りた僕は無限の世界で無限を生み出すことはできないだろう。
というなこと。
思い出した。