彼らと国も生まれ育った土地も言葉も生活も性別も違うけど、あの年頃のあの感覚、大人にならなければいけなくなったあの時の気持ちはなんとなく分かるよ、なんとなく覚えてるよ。
なんだか懐かしくてセンチメン…
アチンが子どもから大人になっていく過程をこんなに自然に見せてくれて素晴らしい。率直な提示というか等身大というかすぐ側にある話みたいに感じられる。ケンカシーンも多いけど見た後は切ないながら清々しい。あ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
感情移入をしようとしてもできない。立ち入らせない。ただ見てることしかない。
そしてその見てるのをすべて背負ってひとりで立つようなあの女の子のすごさ。奥行きがあってあの男の子も見てるけど劇場の観客の色…
いつまでもバカみたいにじゃれ合っていたいが、やがて現実とも直面せざるを得なくなり、その摩擦の中でもがき始める思春期・青年期の男子たちの空気感をリアルに捉えている。リアルというより「ストレートに」と言…
>>続きを読む見分けのつかない少年たちの中から、途中で阿清が主人公として立ち上がってくるのが良かった。阿清の幼少期の回想を挟むタイミングもその内容も素晴らしい。
額の凹んだお父さんが出てくる映画が他にもあったはず…
少年から大人へ。澎湖で過ごす少年たちが大都会高雄へ行く。バス難しそう。
小学生の時、関節が鳴ることへの憧れが強く、ベッドの上に寝転がりながら膝を何十回も曲げては伸ばした。それ以来わたしの左膝は曲げる…
こんなに素晴らしい映画だったとは。もう何もかもが、素晴らしい。波しぶきと太陽の風櫃の風景、若者たちを飲み込み高雄の街。とくに人や車が主人公たちの前を次々と横切る、そのことの効果たるや。どこにでもいる…
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