アルフォンソ・キュアロンの映画を見たいなあと思いU-NEXTで検索したら出てきたので鑑賞。
監督はアルフォンソ・キュアロンの息子さんだそうです。筋立ては「アメリカに不法入国しようとしたメキシコ人が、国境の砂漠地帯で南部のトラッシュ白人に延々人狩りされる。果たして逃げ切れるか」というシンプルな設定。
始めから最後まで緊張を保ち、一気に見せる。上映時間が85分というもの緊張が続くので◎。なんかこの「シンプルな筋を緊張感を保って一気にに短時間で見せる」構成って、ゼロ・グラビティに似ているなあと思ったのですが、監督のインタビューによると、もともとこっちの脚本が先にあったそうです。ゼロ・グラビティは主人公に次々に危険が降りかかってきて、それを様々な工夫で切り抜けるところも面白味があるのに対し、こちらはひたすら追いかけっこ。そういう意味ではこちらのほうが緊張の純度が高いです。
なんか自分が追われた気分で疲れたけれど、久々の佳作でした。
