このレビューはネタバレを含みます
すごい。
緊張感、知的さ、感動、愛、切なさ。
あらゆる面で素晴らしい。
重力の方向が変わる驚きと不安を乗り越えて接したヘプタポッドの物々しさと、すべてを知るもの感。
音声ではなく文字での会話への気づき、その時に汚染物質などの恐怖を振り切ってスーツを脱ぐ覚悟。
未来が見えるというか、意識下で時間軸が可逆になる感覚は進撃の巨人のよう。
未来で得た電話番号にかけて中国を説得するとか、まさかすぎて震えた。
何よりも、冒頭から出ていた、病気で亡くなった娘。この子がまだ産まれてない、これから産まれる子だなんて。鳥肌がたった。
昔のことなのにルイーズの年齢変わってなくない?くらいに思ってたら、こう来たか。
病気で亡くなるとわかってて、娘を産んで育てる決意を想像したら、もう。
数学のことはパパに、って言ってた言葉と繋がったね。イアン、いい男。
これはホント名作だ。また見たい。