なんて『センスオブワンダー』という言葉が合う映画なんだろう。
こういうSFが好き!!!!!!に尽きた。
正直に言うとふらっと観に行ったのだが、気持ちが高ぶりすぎて帰り道で原作小説を買い、ついでにばかうけも買った。
予告編がいわゆるエイリアン襲来のありそうなSF然としていたけれど、もっと静かで、ほの暗いトーン、細部までガチガチに固まっていない空白が小説的でとても好きだ。
もう何を言ってもネタバレになってしまうのでなにも言えない(ポスターの押井守監督の宣伝用コメントが『凄い』しか言ってなくて笑った)のだがその音楽とトーンとデザインで絶妙に感情を揺さぶってくる。私は冒頭の情景描写のカットが美しすぎて半泣きになった。
万人に受ける映画ではないが早くこの感情を共有したいので会う人会う人にとにかくおすすめしまくっている。