このレビューはネタバレを含みます
〝彼ら〟の言語のように、本質を理解するのがとても難しい映画だった。
シュールなアート作品のような映像と不思議な音楽に知的好奇心を揺さぶられ、、
時間とコミュニケーションを軸とした〝愛の物語〟に心をかき乱される。
冒頭のモノローグ。
12ヵ所に出現した巨大な黒い物体。
円相のような〝彼ら〟の言語の意味。
時折脳裏に浮かぶ娘との記憶の断片。
そして音楽。
すべての疑問や違和感がヒントになっていた。
〝過去・現在・未来〟という時間の概念は破壊され、ひとつの大きな〝円〟となる。
終わりは始まりであり、始まりは終わり。
〝彼ら〟の正体は3000年後の地球人説を推したい。