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メッセージのtakumiのレビュー・感想・評価

メッセージ(2016年製作の映画)
4.7
言語が時間をつくる。言語が異なれば感覚も異なる。Arrival、直訳は到着の意。それは、人の時間概念の到達、異星人、又は進歩した人類の出現を意味しているようにも捉えられる。

『メッセージ』(2016)
(原題:Arrival)
116分,アメリカ,ミステリー・‪SFドラマ映画‬
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ(Denis Villeneuve)(ボーダーライン,ブレードランナー2049)
脚本:エリック・ハイセラー(エルム街の悪夢,バードボックス)
原作:テッド・チャン(短編小説『あなたの人生の物語』)(他、バビロンの塔)
出演:エイミー・アダムス,ジェレミー・レナー,フォレスト・ウィテカー
音楽:ヨハン・ヨハンソン(彼女と博士のセオリー,ボーダーライン)_2018年(48歳没)
編集:ジョー・ウォーカー(それでも夜は明ける,ボーダーライン,ブレードランナー2049)
予告編:https://youtu.be/k8eQ5hfRV-o

「彼らをヘプタポッドと名付けた。
ギリシャ語で、ヘプタは“7”、ポッドは“足”。
7本足で、ヘプタポッドだ。
彼らは何者か。
明確な答えは全く見つからない。
その姿と声以外──
何の情報もないからだ。」

「…彼らの名前だと思う。名前があるのね」
「何て呼べばいいんだ?」
「分からない」
「アボットとコステロはどうかな?」
「いいわね…ええ、気に入った」

「この先の人生が見えたら、選択を変える?」
「自分の気持ちを、もっと相手に伝えるかも」


あなたの物語は、この日が始まりだと思ってた。 記憶とは不思議なもの、思ってもみなかった働きをする。 人は“時の流れ”に縛られている、その順序に…。
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