うり

メッセージのうりのネタバレレビュー・内容・結末

メッセージ(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

見終わってしばらくしてからじわじわ涙が出てきた。主人公と違ってわたしたちには未来が見えない。でも「どんな相手とだって、気持ちの変化や死など、何らかの理由によっていつかは別れる」ということはほぼ間違いなく確定していて、そういう意味では未来はあらかじめ分かっている。それでも多くの人は誰かと関係を築くことをやめないから、それほど意識をしたことがなくても、みんなどこかで主人公と同じ決断をしながら生きているのかもしれないなと思った。
未知の生命体というとてもインパクトのあるモチーフを使いながら、最終的にはまさしく終盤の数学者のセリフ「僕にとっての驚きは彼らとの出会いではない、君との出会いだったよ」のように、むしろそれを通して投げ掛けられたもののほうが強く印象に残った。
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